知っておきたい!コンテンツマーケティングに向かないケース

いまやWeb活用の定番となったコンテンツマーケティング。向いているケースについては様々な情報があっても、向かないケースが語られることは少ないもの。あらかじめ向かないケースを知り、対策をとれば、プロジェクトは成功したも同然です。
すぐに結果を出したい場合
始めればすぐにPVがあがる、問合せが増える…とは期待できないのがコンテンツマーケティング。また、うまくアクセスを集められたとしても、それがコンバージョンにつながるとは限りません。やってみなければわからないといくらいの気持ちで、運用しながら正解を探っていく根気強さが必要です。例えば新商品の認知促進など、即効性を求めたい場合には、コンテンツマーケティングにリスティング広告や販促キャンペーンなどを組み合わせるようにすると効果的です。
コンテンツマーケティングに取り組んだ経験や費やした時間は、確実な資産として蓄積されていきます。結果を急がず、しっかりと前に進めて行きましょう。
オリジナリティのある切り口が絞り込めていない場合
コンテンツマーケティングのキモは、何といってもオリジナリティのある情報。独自のノウハウや知見をコンテンツに落とし込むことで消費者に支持され、検索エンジンでの上位表示やソーシャルメディアでの拡散などにもつながっていきます。
この点で言うと、差別化ポインや優位性が明確な事業を展開しているほど、魅力的なコンテンツを作りやすく、コンテンツマーケティングに向いています。逆に、価格志向のビジネスや汎用的な商材を扱う場合は不向きだと言えるでしょう。
しかし、そのような場合でも、企業理念や考え方、社会貢献性などをテーマにしたコンテンツマーケティングを展開して、ブランディングに役立てていくといった戦略は考えられます。オリジナリティの表現にも、いろいろな切り口があります。広い視点でよく考えてみましょう。
上層部の理解が得られない場合
コンテンツマーケティングは顧客とのエンゲージメント強化に主眼を置いた手法。その意味では、「将来への投資である」という認識を持って始めることが重要です。
また、個々に成長カーブは異なるので、どれくらい続ければ効果が出るかなどの予測も立てにくく、半年以上も動きが見えないこともしばしば。そんな状態に経営層の理解が得られず、中途半端なまま止めてしまうという、もったいない結果になることも珍しくはありません。
経営層の理解が得られない場合、コンテンツマーケティングで成功することはかなり難しいと思います。始めるなら、十分な説明をして理解を得てから始めるようにしましょう。
マーケティングに万能薬はなし!目的に応じて使い分けることが成功への条件です。コンテンツマーケティングがブームの今、向かないケースも知っておくことで、成功への勝ちパターンを見つけていって欲しいと思います。