成功事例に学ぶ!お客さんに探され、シェアされるコンテンツの考え方

コンテンツマーケティングの成功には欠かせないコンテンツの質。でも、どんなことを書いたら見込み客を継続的に集められるのか分からない、という方は多いようです。うまくいっている事例を見ながら、質の高いコンテンツとはどんなものなのか、どんなことを書いたらいいのか、その考え方をお伝えいたします。
まずは成功している事例をみてみましょう

コンテンツマーケティングといってもその形態は色々ありますが、ここではSNSとオウンドメディアの事例を紹介します。
事例① 共感を呼んだ土屋鞄製作所
カバン工房だった土屋鞄製作所がFacebookへこつこつと投稿を続け、23万もの「いいね!」を集められる企業となった事例です。作業所で丁寧に鞄を作るシーンや、ほのぼのとした写真や文章が印象的で、手作りや質の高い鞄製品を求める人だけでなく、女性が読みこめる内容になっています。
https://www.facebook.com/tsuchiyakaban/?fref=ts
事例② お悩みユーザーに応えたニキペディア
ニキペディアを運営しているのはニキビ用化粧品「プロアクティブ」を取り扱う、ガシー・レンカー・ジャパンです。ニキペディアはニキビに関することを集めたコラムサイトですが、競合他社の品質のよい商品も介するなど、公正な作りがユーザーに人気を集めました。
http://nikipedia.jp/#b
「視点の転換」がキモ。成功事例に見る共通点とは
コンテンツマーケティングの目的はファンを獲得することです。ユーザーが望んでいることを上手に形にして自然なシェアで認知を広げていった土屋鞄工房。ユーザーが抱えていた課題に対して答えを出すことにより、自然な検索流入からユーザーを獲得していったニキペディア。
それぞれ手法は違いますが、共通点はどちらも「ユーザーが自ら動いた」ということです。
ユーザーが欲しいと思っている情報を提示することにより、「読みたい・見たい」と思わせて、ユーザーが自らアクセスするようなコンテンツを提供しています。
「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、実はここが一番の肝です。企業側はついつい企業視点でモノを見がち。自分たちが発信したい情報ばかりになってしまっているケースが多々見られます。
では、ユーザー視点のコンテンツはどのように作ったらよいのでしょうか。
ユーザーが自ずと集まるコンテンツの考え方
ユーザーが読みたいと思うコンテンツを作るには、ちょっとしたコツがあります。
次の手順で考えていきましょう。
①まずは自社のユーザーがどんな人か考えましょう。
これを理想の顧客、ペルソナの設定といいます。来て欲しいお客様の性別・年齢・趣味・趣向など具体的に作りこみます。
②そのお客様の望んでいる情報を考え、それに沿ったコンテンツを作ります。
自社の商品の押し売りでなく、相手の立場に立ったものであるということが大切です。自社で発信できる情報からユーザーの共感や気づきを得られるものを探し、その内容を発信していきましょう。
どんな人に向けて発信するのかを決めれば、内容は自ずと決まってくるでしょう。そうすると相手に伝わる確率も高くなります。目の前のたった一人のお客様に訴えるつもりで文章を書いてみてください。